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June 16, 2005

アマゾン通信VOL.11……2005・6・16

アマゾン通信(vol.11)……2005・6・16

●こども環境学会
4月23〜24日に東京港区の建築会館で行われた「こども環境学会」国際シンポジウムに滅煙倶楽部も参加。
パネルでタバコ問題をめぐる国際条約や宣言などの展示を含め、活動紹介をしました。また分科会「こどもの情報文化環境」で資料文書を配付。内容は2003年のWHO世界禁煙デーにおけるテーマ「映画、ファッションから喫煙シーンを無くしましょう。行動を起こそう!」(原文:tobacco free film tobacco free fashion Action! )について。また、日本小児科学会が99年に発表した「テレビの喫煙シーンの禁止」提言や漫画誌の喫煙シーン調査論文の紹介など。映像や漫画を含む紙媒体での喫煙シーンが子供達の喫煙行動に与える影響について、制作者側の無知・無神経ぶりは目に余る。自分達が前の世代から刷り込まれた古い情報を垂れ流しにするだけでなく、最新の科学的知見に基づいた作品製作を心掛けて欲しいのだが。タバコ煙に青酸やダイオキシンが含まれている事実が明確になった時代に、今だ小道具として使おうとするのではクリエーターとしては単なる「無能な人」にしか見えないですね。今回の学会は、滅煙倶楽部(めつえんくらぶ)が団体加盟している「クルマ社会を問い直す会」も参加していたので、クルマ問題はあちらにお任せして、タバコ問題の提示に専念できました。今後もメディアとタバコのうっとうしい関係については各方面に提言していきたいです。ちなみにタイでは2000年にテレビでの喫煙シーンを禁止し、インドも今年には映画/テレビでのタバコの箱や広告につながる表現を規制する法律を準備中です。タバコ会社によるイメージ戦略の片棒を永年担いできたメディアも方針の転換を図るべき時期に来ている。

●青空の会講演会
5月初めに、東京大気汚染裁判を支援する青空の会講演会で、コーディネーターを務めさせていただきました。今年はNPO「横浜にLRTを走らせる会」の副理事長・古川洋さんを講師にお招きして環境にやさしい乗り物、LRTと街作りについて、横浜での市民からの取り組みをお聞きしました。この中で横浜市内における小学校児童の喘息保有率が全国平均よりはるかに高い点や、温暖化を促進するCO2発生が市内の他のエネルギー部門と比較して交通運輸部門が最も多い点(26%)などが問題点として挙げられました。また、交通弱者と呼ばれる、こどもや障害者、お年寄りなど全ての人に移動の権利を保証するためには、増え過ぎたクルマを削減し、環境に配慮した公共交通の促進が必要との指摘があった。「横浜にLRTを走らせる会」ではLRT(ライト・レール・トランジット/次世代型路面電車とも呼ばれる)を単に路面電車を走らせるというだけでなく、バス・自転車・徒歩までを含めた交通体系全般を「まちづくり」に組み込んでいこうとしています。この事は世界各国で注目され導入されているLRTの基本コンセプトと同一です。また、古川さんからは横浜で最近開通した「みなとみらい線」という地下鉄路線の建設費が1キロメートルあたり=1000億円かかったが、LRTなら1キロメートルあたり=20億円で済んでいた、という示唆に富んだ情報も提示いただきました。

● 新宿ゴールデン街劇場
今年3月に出版関係者や映画/演劇関係者のたまり場的飲み屋街として有名な「新宿ゴールデン街」に小劇場「新宿ゴールデン街劇場」が完成。40人も入れば満席の劇場で5月10から31日の間、無料の日替わり映画上映会が開かれていました。ここで杉本信昭監督の「自転車でいこう」が上映されていたので覗きに行く。ちょうど横浜カーフリーデー(以下YCFD)・プレイベントの企画で7月に横浜で上映を予定していたドキュメンタリーなので、YCFD広報担当者として内容を確認しておく必要があったわけです。goldengaigekijyoうまい具合に杉本監督御本人とお会いできたので、YCFDイベント班のS氏と共にカーフリーデーの説明を某飲み屋で…(ゴールデン街に来て飲まずに帰るわけにはいかないでしょう)。環境問題ということであればと、杉本監督に翌日上映予定の「草とり草子」(1985年/福田克彦監督)を強く薦められ、次の日も行くことにする。少し遅れて行くと、ちゃんとS氏も来ていて驚いた。さすがに本職は映像製作会社のプロデューサーである。結局2日続けてゴールデン街で飲んでしまう。「草とり草子」は映像が若干暗いうえに、偏屈なお婆さんの独白的農業半生記なので、好き嫌いが分かれると思うが、三里塚を知らない若い世代に観てもらいたい味わい深いドキュメンタリーでした。上映後の劇場ディスカッションで若い女性から、三里塚そのものがどこの事かわからないので、作品の背景が不明、という意見が象徴的でしたが。あの当時、成田空港の建設場所「三里塚」で農地が削られていくのを見ていた世代以外には、バックボーンの説明が必要な作品になってしまったのも時代なんでしょうね。明治から昭和にかけて日本人の生活習慣や思想が一人のお婆さんからから浮き上がってくる貴重な記録でもあります。新宿ゴールデン街劇場(03・5272・3537)

greentea
●今月の禁煙店
和カフェ「green tea cafe」お茶の水店(分煙)
東京都千代田区神田駿河台3-1
TEL03-3294-6541
営業時間8:00〜21:30(無休)
1階・完全禁煙20席/2階・禁煙席20席、喫煙席20席(ガラス仕切り不完全分煙だが努力は認めたい)
日本茶や抹茶系のスィーツが中心の店だが、玄米粥・玄米茶漬けなど御飯物も充実している。

erikura ●なかだえりさんの蔵個展
まいどおなじみ千住在住のイラストレーター、なかだえりさんの個展が彼女が仕事場にしている蔵で5月中旬に開かれた。190年程前に建てられた蔵を改造して、イラストや建築設計の仕事場として利用している女性です。水彩画で暖かみのある画風で毎年この蔵で個展をやっているのを観るのも楽しみ。今年は北千住駅ビルのミルディス(マルイ)駐輪場に彼女が描いた壁画の影響か、お客さんの数が凄かった。子連れの若い夫婦が目立ったのも面白いが、彼女の明るいキャラクターにお客さんが反応しているのも事実だろう。狭い会場にお年寄りから子どもまで楽しそうにひしめいていて、一般の画廊ではあまり見られない光景でした。彼女が日頃、地元に密着した活動(主に飲み屋?)をしている賜物でしょうか。

●5月31日は世界禁煙デー
今年のWHO禁煙デーのテーマは医療関係者への禁煙活動への積極的関与を促すものでした。31日に日本医師会と国民医療推進協議会は日本政府に対し、タバコ消費の削減のためのタバコ税の大幅な引き上げや受動喫煙防止などを謳った「タバコ規制枠組み条約」の誠実な実行を求める要望書を送りました。年間11万人もタバコ病で国民が亡くなっているのに、政府も郵政だの、参拝だのと不毛な国会論議をしている場合じゃなかろうに。スウェーデンは6月1日から、レストランやバーが全面禁煙になる。日本の飲み屋が全面禁煙になるのはいつだろうか。

●2005年6月・7月イベント情報
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★横浜カーフリーデー2005 プレイベントvol.1 
 <交流会&講演会>

日時:6月26日(日)12:00〜16:00
会場:BankART 1929 YOKOHAMA (http://www.h7.dion.ne.jp/~bankart/)
内容:一部/ランチ交流会
   ニ部講演会/講師・望月真一氏
   三部/パネルディスカッション
参加費:一般 1,000円(軽食、ドリンク、資料代込み)

基調講演テーマ:ヨーロッパ都市における空間の再配分

 今回は、フランスの都市計画と文化行政に詳しいアーバンデザイナーの望月真一さんをお招きして、フランスの事例報告をお話いただき、横浜ならではの交通とまちづくりの未来について、皆さんと考えていきたいと思います。

主催:横浜カーフリーデー2005実行委員会
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★横浜カーフリーデー2005 プレイベントvol.2
「自転車でいこう」上映会
7月18日(月)一回目上映時間13:30〜15:30
        二回目上映時間17:00〜19:00
会場:かながわ県民サポートセンター2階ホール(横浜駅西口徒歩5分)
横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2
TEL:045-312-1122(代)
当日券:1200円 前売り券:1000円
入れ替え制2回上映です。

カーフリーデーは1日マイカー利用を制限し、都市とクルマと環境問題について考える日です。1997年にフランスで始まりました。9月22日に行なわれ、毎年1000都市以上が参加をしています。クルマを制限する代わりに、人や自転車を優先した都市空間をつくり、ゆったりと街を回りながら、買い物をしたり、美術館めぐりをしたりして過ごします。クルマと違って徒歩や自転車で街を探険するといろいろな発見があります。

自転車の魅力を探っているうち映画「自転車でいこう」に出会いました。自転車だから、いろいろな人との出会いを楽しめる、寄り道も可能、途中で止めておしゃべりもできる。これも街の魅力の再発見です。

横浜では昨年から、まちづくりや環境問題に関心のある市民が集まってカーフリーデー関連イベントを開催しています。今年の横浜カーフリーデーのテーマは「自転車」です。カーフリーデーのプレ企画として映画上映をおこないます。

ドキュメンタリー映画「自転車でいこう」STORY
 大阪・生野(いくの)を舞台にしたドキュメンタリー。20歳で重度の知的障害を持つ、李 復明(リ・プーミョン)は、よくしゃべり、よく動く福祉作業所の営業係。自分で描いたイラスト等をグッズにして売り歩いている。しかし自転車を漕いでいろんな人々に話かけるうちに、営業を忘れてしまうこともしばしば。タコ焼き屋のオバチャンや自転車屋のオジチャンと楽しくおしゃべりするうちに営業成績は最悪に。でも、彼には密かな野望があったのだ。はたしてプーミョンの「たくらみ」は成功するのか?彼の発する言葉の魅力に惹かれてカメラは町を自転車で走り回る。生野という町が育てた、ありのままのプーミョンを通じて人と町の関わりが見えてくる。健常児と障害児を一緒に保育する「じゃがいもこどもの家」での賑やかで普通の付き合いが、プーミョンの自転車とともに描かれる115分。 2003年作品。
監督:杉本信昭
主題歌:ウルフルズ「あそぼう」
制作配給:株式会社モンタージュ
http://www.montage.co.jp/jitensya/

主催:横浜カーフリーデー2005実行委員会
ホームページ http://www.yokohama-car-free.com
ブログ http://car-free.cocolog-nifty.com/yokohama
上映会宣伝チラシ、滅煙倶楽部で製作中
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