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April 03, 2006

アマゾン通信VOL.15……2006・4・3

アマゾン通信(vol.15)……2006・4・3

●日々寒暖の差が激しいですが、庭の梅の樹も満開に近い状態になりました。
Ume父親が生前、造っていた梅酒在庫を全部飲んでしまったので、今後は自分で梅の実を採取しないとイカンなあと思いつつ、そんなヒマがあるのかは例によって不明。とりあえず早く天候が落ち着いて欲しいです。

●下北沢で起きている道路建設問題
1月16日、「Save the 下北沢」メンバーで、交通量と経済分析の土木コンサルタント・堀江照 彦さんを講師に招いて、青空の会ミニ学習会が行われました。
ここ数年、世田谷区下北沢では、区が進めようとしている、巨大道路・補助54号線計画に伴う下北沢駅周辺再開発計画問題があります。地元に充分な説明が無いまま、一部地権者と区側で再開発の方向性が決められる等、不透明な経緯が明らかになってきました。下北沢には路地が多く、小さな劇場やライブハウス、雑貨店など雑然とした雰囲気とともに独特の文化を養ってきた歴史があります。再開発でこれらの小さくとも個性的な文化拠点が根こそぎ破壊され、歩きを中心とした街からクルマが横行する、他と同じような高層ビルの立ち並ぶ特徴のない街になってしまいます。学習会では、幅26メートルもの道路を造る必要のない交通量であることや、費用便益の計算について堀江さんから指摘がありました。経済的にも区民に多大な負担を強いる説得力の無い世田谷区の計画に疑問を持ち、下北沢で活動するミュージシャンや文化人、建築家らが下北沢独特の路地文化を生かした代替え案を提示しています。しかし今のところ区側は対話に応じていません。ひとつの地域でクルマ社会化が進むと、それが他の地域に波及し、結果的に周辺全体の環境が大気汚染や騒音も含めてスパイラル状に悪化することが続いています。これまでのような不毛な選択をしないためにも、歩行者優先のまちづくりを求める「Save the 下北沢」の活動は大気汚染防止の観点からも重要であることが良く分かりました。http://www.stsk.net/

●蟲が視える男と菌が視える男
漆原友紀の漫画「蟲師」と石川雅之の「もやしもん」はそれぞれ常人には見えない「蟲」や「菌」が視えてしまう男の物語である。生命やエネルギーの原形のような存在である、蟲を寄せてしまう体質の主人公ギンコは自ら蟲師となって、全国を漂泊している。明治か大正くらいの時代描写だが、定かではない。生命の原形質のような「蟲」と呼ばれる存在を研究し、使いこなし、時には闘うことを生業としているが、基本的には共生がテーマである。舞台はほとんど山深い農村や海辺で、大自然や蟲たちの間で生きている人間の葛藤が淡々と描かれている。
一話ごとに、ゆったりとした時間の流れのなかに身を委ねている気分になれるヒーリング効果のある作品です。3月まで深夜帯に放映していたアニメーションも「アート」と言えるほどのクォリティーの高さでした。失われた感覚を取り戻したい、疲れた大人にこそ見て欲しい逸品。(いや、疲れて無くても)
一方、「もやしもん」は現代の都会(ただし郊外の大学農学部)が舞台のシニカルコメディー。主人公の新入生・沢木君は子どもの頃から「細菌」が肉眼で視える得意体質の持ち主。しかも細菌が可愛くキャラクター化されている上に菌同士が会話しているのも聞こえるのだ。「わーい」とか「かもすぞ〜」とか細菌が喋っているのが日常茶飯事では、鬱陶しいだろうが、彼もまたギンコと同様事態を受け入れ達観(というか傍観)している。ちなみに「かもす」とは発酵させるという意味です。A・オリゼー(黄麹菌)やS・セレビシエ(酵母菌)が「何か、かもすものないかな」とつぶやきながら、その辺を漂っているのは可愛くも不思議な光景。嫌でも共生しなければいけない細菌だが、普段あまり意識することがない、その存在について笑いながら勉強できる、これもまた希有な作品。菌に負けない登場人物の「濃さ」も秀逸。

●残したい風景北千住2006展
2月に「東京を描く市民の会」の方々による〈残したい風景〉北千住2006展が千住歴史プチテラスで行われました。
Putiteras
水彩や油彩画による千住の町並みを描いた展覧会です。プロのイラストレーターも混じっていますが、ほとんどは趣味で描いてらっしゃる方です。日々変貌する東京の町並みを絵画や写真で保存する活動をしているようです。会場になった千住歴史プチテラスは、もともと江戸時代、千住宿の紙問屋だった横山家の蔵を保存のため移設して、ギャラリーとして使用している建物ですが、蔵の中で観たせいだけでなく千住という街の匂いをうまく表現されていて、とても暖かみのある絵画展でした。会員の方ともお話させていただきましたが、東京駅の建て替え問題をきっかけに都市景観や遺産の大切さを考えることを活動の主眼にしているそうです。ホームページを見てみると東京各地で行われている写生会の規則として「指定場所以外禁煙」「建造物の壁面や調度には手を触れない」など細かい配慮がされていて好感が持てました。
「東京を描く市民の会」暫定ホームページ
http://homepage3.nifty.com/w_yoshi/egakukai/
昨秋、名倉医院周辺に当時の建物が唯一残っていた、旧加療宿屋「金町屋」が取り壊されてしまうなど、変わりつつある千住の街を写生会の場所に選んでいただいたことは大変ありがたいですね。

●今月の禁煙店
さんるーむ秋葉原店(禁煙)
東京都千代田区神田花岡町1-1ヨドバシAKIBAビル8階
03-5289-7720
営業時間11:00〜23:00 42席
「安全・安心・健康」をキャッチフレーズにした自然食レストラン。
本格的な和洋食のゴハンが食べられる完全禁煙のありがたい店。オーガニックビールやワインの他、定食では黒米と麦飯が選べるのも助かります。


●レインメーカー・プロジェクト
森林率1.7パーセントという深刻な砂漠化が進むケニアで粘土団子を利用した緑化策「レインメーカー・プロジェクト」を進めているNPO法人 横浜アートプロジェクトから募金のお願いが寄せられているので、興味のあるかたは、同団体のホームページを御覧ください。
ホームページアドレス:http://www.yokohama-artproject.com/
粘土団子とは自然農法提唱者、福岡正信氏が開発した播種方法で、種子を粘土で覆い団子状にしたものを地面に播く。数10種類の種子を団子に混入してあるので、その土地の状況にあった種子だけが育つ仕組み。とても低コストだが、国単位で行うには数千万円ほどかかります。
今回はケニア政府から、予定を半年繰り上げてプロジェクトを開始して欲しい、という緊急の要請があった模様で、事態の深刻さが窺える。御協力いただける方はよろしく。


●2006年4月イベント情報
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◆介護を話し合う会
日時:4月15日(土)午後1時半〜4時半
会場:文京区男女平等センター和室
主催:これからの文京について話し合う会
http://maedakunihiro.com/
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◆ディーゼル排ガスと健康ー市民シンポ第2弾
ぜん息とはどういう病気かーー治療現場最前線から
日時:4月22日(土)午後1時30分から3時30分
会場:全国地球温暖化防止センター2階会議室
   東京都港区麻布台1-11-9プライム神谷町ビル
主催:酸性雨研究会
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